他の栄養素はおかずから摂取
白米(無洗米含む)と玄米の成分について考えてみましょう。
栄養素ではありませんが、玄米には食物繊維が豊富であるといわれています。玄米100g中に含まれる食物繊維は3.0gです。白米は0.5gですから、たしかに白米に比べれば多いと言えます。
栄養素ではありませんが、玄米には食物繊維が豊富であるといわれています。玄米100g中に含まれる食物繊維は3.0gです。白米は0.5gですから、たしかに白米に比べれば多いと言えます。
しかし、穀類ではパン粉でも同じ量の食物繊維が含まれており、小麦はいがなどはその5倍近い量(14.7g)が含まれていますから、必ずしも玄米だけが食物繊維を豊富に含んだ食品というわけではありません。
玄米は茶わん1杯のごはん(約150g)に、だいたい65gぐらいの米が使われています。玄米をしっかり2杯食べれば、およそ3.9gの食物繊維を摂取することになります。
これは、渋を抜いた柿ひとつ分(約300g)に含まれる量(8.4g)や、ゆでた枝豆100g中に含まれる量(8.4g)にはるかに及びません。また、3.9gというのは完全な玄米の場合であり、半つき米や七分つき米では白米とほとんど変わりがありません。
いずれにしても、玄米に含まれる程度の食物繊維は、果物や野菜などで摂れる量ということです。これだけ食材や食品が豊富な現代ですから、何も無理して玄米を食べなくても、自分の食べたいもので食物繊維を摂取できるし、またその方がいいでしょう。
食品の役割には栄養機能(第一次機能)、味覚・感覚機能(第二次機能)、体調調節機能(第三次機能)などがあります。第二次機能はすなわち、食品のもつ特有の味や香り、色などおいしさのことですから、「おいしく食べる」ということも大切なことなのです。
今や、美食は健康の敵のように言われますが、栄養のバランスさえとれていれば、食べたいものを美味しく食べる自然の欲求はむしろ実現させた方がいいのです。
以上見てきたように、白米(無洗米含む)を食べている人は、おかずやデザート(果物等)で他の栄養素を摂取すれば何の問題もありません。食物は美味しく健康的に食べましょう。
玄米は茶わん1杯のごはん(約150g)に、だいたい65gぐらいの米が使われています。玄米をしっかり2杯食べれば、およそ3.9gの食物繊維を摂取することになります。
これは、渋を抜いた柿ひとつ分(約300g)に含まれる量(8.4g)や、ゆでた枝豆100g中に含まれる量(8.4g)にはるかに及びません。また、3.9gというのは完全な玄米の場合であり、半つき米や七分つき米では白米とほとんど変わりがありません。
いずれにしても、玄米に含まれる程度の食物繊維は、果物や野菜などで摂れる量ということです。これだけ食材や食品が豊富な現代ですから、何も無理して玄米を食べなくても、自分の食べたいもので食物繊維を摂取できるし、またその方がいいでしょう。
食品の役割には栄養機能(第一次機能)、味覚・感覚機能(第二次機能)、体調調節機能(第三次機能)などがあります。第二次機能はすなわち、食品のもつ特有の味や香り、色などおいしさのことですから、「おいしく食べる」ということも大切なことなのです。
今や、美食は健康の敵のように言われますが、栄養のバランスさえとれていれば、食べたいものを美味しく食べる自然の欲求はむしろ実現させた方がいいのです。
以上見てきたように、白米(無洗米含む)を食べている人は、おかずやデザート(果物等)で他の栄養素を摂取すれば何の問題もありません。食物は美味しく健康的に食べましょう。